城西館を後にし、仁淀川町の実家で無事 法要事を済ませました。
そのまま国道33号線から440号線を経て松山市へ。
四国聖地巡礼の二日目は愛媛県松山市です。
松山市はかなりの頻度でお仕事に来ていましたが ここ10年以上ご無沙汰ですっかり街も様変わり。
まずは遅めの昼食です。
旬膳 ふる田
夜は 松山市と言えば、、、の名店を予約しており、
お昼はあっさり食べようということで、
和食で有名な 旬膳 ふる田さんにお邪魔しました。
相変わらずの人気店で、女性客ばかり。
またご年配の方も多く、美味しい和食が期待できそう。
メニューは思った以上にシンプルで、お寿司と松花堂弁当。
「寿司 上」 1900円
せっかくなので 愛媛県ならではのメニューを!と思い、ダメもとで
「宇和島鯛めし」できますか?と忙しい中恐縮しながら確認したところ、
サクッと、「できます」とご了承頂けました。
普通 鯛めしといえば、鯛を出汁や調味料、お米とともに炊き込んだものを想像しますが、
「宇和島鯛めし」は少し変わっていて 鯛を三枚におろして薄く切り、
醤油、みりん、生卵、ごま、出汁にからめ、熱いご飯にのせて いただきます。
いわゆる漁師めしで、舟の上で刺身と茶碗酒で酒盛りをした後、
その酒の残った茶碗にご飯をよそい、
醤油を含ませた刺身をのせ、混ぜ合わせて食べたのが始まりとされています。
それがこちら 「宇和島鯛めし」 950円
ご飯の上でほんのりと熱が入った鯛の旨いこと!
タレと卵のハーモニーに鯛の旨みが溶け込んでいて
何という贅沢な卵かけごはんw
あっという間に完食です。
道後温泉 道後館
道後温泉には何回か来ていますが、日帰りばかり。
宿泊は初めてで、じゃらんのクチコミから
ホスピタリティーの高そうな 道後温泉 道後館に決定。
場所は道後温泉の奥座敷で周りは新しいホテル、旅館ばかり。
この辺も再開発されたんでしょうね。
今はコロナ禍でどこも大変だと思いますが、
建屋内は清掃が行き届いており、心地よいお香まで焚いてあります。
特に温泉は、清潔感もあり、広々としていて全く密にもならず ゆっくりできて最高でした。
朝食はバイキング形式ではなく、しっかり地産地消で、地元の魚、お野菜がたっぷり。
これぞ温泉旅館の醍醐味です。
またホスピタリティーが高い評価を得ていた理由がわかります。
フロント、部屋の案内担当、食事担当、布団敷き、ベルボーイのスタッフの
皆様の細かい気配りのおかげでとても居心地が良かったです。
特に旅館前での写真撮影や狸さんの逸話、果ては車の窓まで綺麗に拭いて頂いたり。
また、道後に来た際は泊まりたいお宿でした。
道後温泉本館
当然 道後に来たら道後温泉本館。
ホテルの温泉とは別の楽しみがここにはあります。
「千と千尋の神隠し」のモデル地や、
「坂の上の雲」でのロケ地にもなった温泉です。
私も十数年前に来た際に、荘厳さにびっくりした思い出があります。
約3000年ともいわれる歴史を誇る道後温泉ですが そのシンボルである本館は
築125年を経て、現在令和6年末まで営業しながらの保存修理工事中。
その影響で現在は1階の神の湯のみ営業で、
男湯の2つの浴室「東浴室」と「西浴室」を、男女で分けて使っています。
各浴室の壁には「坊っちゃん泳ぐべからず」の木札が貼ってあります。
夏目漱石の名作「坊っちゃん」に登場するエピソードにちなんだこの木札。
今なら男女両方で見ることができますので、こちらも是非。
なお コロナ禍もあり、現在は当日での予約制(スタッフの方にチケットを貰う)になっていますので、
余裕を持ってご湯治ください。
さて温泉も入り、いよいよ待ちに待った夕食です。